知らなきゃ恥かしい! | 初めての御朱印マナーと注意事項
御朱印とはどういうものなのか?
もともと御朱印は、お経をお寺や霊場に納めた時にもらう証で、8世紀から中世頃が始まりだと言われています。
日本全国66ヶ所の神社仏閣を廻る修行者、「六十六部廻国聖(ろくじゅうろくぶかいこくひじり)」が起源といわれており、
定められた作法で書写した法華経などを66ヶ所納めて廻り、納経請取状(のうけいうけとりじょう)という証書を発行してもらっていました。
その後、江戸時代になると次第に納経帳に記帳押印してもらうようになり、そのころには庶民が多数の神社仏閣を巡拝することが一般的になっていき、しだいに四国遍路や西国巡礼の間にも広がっていったようです。
また、納経帳は必ずしも写経の奉納を必要とはしておらず、参拝しただけで御朱印をいただくことが一般的だったようです。
心がまえとマナー
人気の場所は?
日本全国の神社仏閣。有名どころでなくても、今や東京都内でもたいへん人気があります。参拝されるときは前もって神社仏閣の情報を調べて(交通情報、駐車場など)から行かれるといいでしょう。
神社仏閣に敬意を払いましょう
参拝の時には神社仏閣に敬意を払い、事前に歴史などの意味を予習したり、理解を深めてから行くとよりよいでしょう。
まずは参拝をしましょう
必ず参拝をすませてから御朱印をいただくのがマナー。(寺社によっては、先に預ける場合もあり)
参拝の時間帯はいつでもいい?
午前9時から午後3時くらいまでがいいでしょう。時間外にお伺いするようなことがないようにしましょう。
夕方からの神社は邪気が集まってくると言われています。遅い時間にならないよう気をつけましょう。
御朱印はどこをたずねたらいい?
社務所(授与所)や寺務所、朱印所などです。お札やお守りを扱っているところです。
寺社によっては参拝前に預ける所もありますので、一度声をかけてみましょう。
「社務所いろいろ | 御朱印やお守りをいただく神社の事務所を探索」では社務所を紹介してます。
待っている間は
声をかけたり、覗いたり、基本的には写真撮影などもしないようにしましょう。
どうしても写真撮影を希望するときは、失礼にあたらない様一度お尋ねしましょう。
必ずいただけるというものではありません、時間がかかることもあります
書き手が多忙な場合や不在なこともあります。混み合っていることもあります。無理なお願いはしないようにしましょう。
日中に神職や僧侶がおられれば頂けるところが多いのですが、御朱印の用意がない寺社もあります。
お渡しするときの注意は?
御朱印帳のカバーなどをはずし、開いて両手でお渡しします。
参拝者で混み合う社務所や寺務所での取り違いや紛失を防ぐためにも、名前や電話番号など書いておくといいでしょう。
書き手による違いもあります
書き手がいつも同じ方とは限りません。人による違いもまた味なものです、御縁を感じましょう。
いただくときは?
両手で受け取り、ていねいにお礼をし、初穂料や朱印料をお納めします。多くは300円から500円ぐらい。お釣りのないようにしましょう。
初穂料や朱印料をお受け取りにならない寺社や金額が決まっていない場合もありますので、お賽銭に入れるなど他の方法でお納めしましょう。
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御朱印いろいろ
御朱印も寺社によってさまざまなデザインがあります。
神社
左から、明治神宮、八坂神社、出雲大社、宝登山神社、山王稲荷神社、平安神宮
お寺
左から、金閣寺、銀閣寺、清水寺、日光山輪王寺、善光寺、日光山輪王寺
御朱印には何が書かれている?
神社の御朱印
@奉拝、参拝(ほうはい、さんぱい)
謹んで拝します、神仏に拝む(または祈る)行為という意味。
A神社名
神社の名前(神様の名前の場合もあり)。
B印
神社の特徴が書かれたり、印が押されたりします。
C印
祭られている神様や、神社の境内に関する印もあります。
D神社の角印
神社名が刻まれた角印。
E日付
参拝した日付
神社は少しシンプルな印象です。
右上には、奉拝や参拝の文字。
中央には神社名と神社名の入った角印や丸印など。
左には参拝した日などが書かれています。
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お寺の御朱印
@奉拝、参拝(ほうはい、さんぱい)
謹んで拝します、神仏に拝む(または祈る)行為という意味。
A本尊名、お堂名
祭られている本尊やお堂の名称などが書かれている。
B呼び名や地名
地域的な名称や通称名など。ここでは銀閣と書かれている。
C寺号
お寺の名称。ここでは慈照寺と書かれている。
D角印
お寺の名称や本尊名梵字などが刻まれた角印。
EF印
お寺の名称などが刻まれた角印。
G日付
参拝した日付
お寺の場合は、右上から左下にかけて3つの印が並ぶところが多いです。
御朱印帳いろいろ
御朱印をいただく御朱印帳について
御朱印をいただくための御朱印帳は、いろいろな方法で手に入ります。
お参りする寺社のオリジナルや、書店や通販でも簡単にお求めできます。
素材やデザインも多数あり、表紙や織りに工夫を加えてありますので、選ぶ楽しみも。
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基本サイズはだいたい二種類
- 定番サイズ 縦 約16cm 横 約11cm
- 大判サイズ 縦 約18cm 横 約12cm
基本はこのくらいのサイズで、ページ数は45〜120ページくらいまでいろいろあります。
蛇腹織から幅広のブックタイプ、ビニールカバー付なんていうのもあります。
そのほかグッズとしていろいろ出ていますので、合わせて持てばさらに便利!
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専用でなくても工夫次第で自分のオリジナルを作って持つのもいいでしょう。
参拝が楽しくなります。
さいごに
ここまで簡単に御朱印と御朱印帳の紹介をしましたが、
まだまだ気が付くことがいっぱいあります。
まずは参拝して、神様の風を感じましょう。
すがすがしい気持ちで、感謝の気持ちを持ってマナーを守り、
楽しい御朱印集めにしましょう。